社長の小言BLOG
義父
2022/05/16
昨日尊敬する義父の葬儀がしめやかに執り行われました。本当に沢山の素晴らしい思い出をありがとうございました。通夜振る舞いにて最後の挨拶で読んだ手紙の文章です。ご一読ください。
お父さん、とうとうお別れの時が来てしまいましたね。スーパーマンのように頑強に見えたお父さんが、還暦を過ぎたあたりから体の不調が見られるようになり、晩年は見ているこちら側がつらくなるほど痩せ衰えていきました。本人もとてもつらかったことと思います。思い返せば36年前、私が京産大空手道部1回生の時が初めての出会いでした。その当時は京都国体を控え、毎週末は府連との合同稽古があり、よくお父さんを見かけましたね。また、丁度そのころは朴原姉妹が世に出始めた時期で、お父さんが登り龍の如く勢いと、そして誰よりもインパクトやオーラがありましたよ。大学4年時の府連との合同夏合宿では、学連のヨーロッパ遠征のため遅れて参加した私に「山内君頑張ってるな」と声をかけていただいたことを今でも覚えています。まさかそんな方が自分の義父になるとは夢にも思いませんでしたけどね。縁あって次女の福代と結婚し、お父さんの人柄を深く知るたびに遺志を継ぎたい、この素晴らしいファミリーと空手を通じて仲良くやっていきたいという思いが募り、念願の同志館愛知道場を開設した時は本当にうれしかったです。しかし開設してからは私の若気の至りもあり、苦難続きで思い通りにいかないことが多かったですが、その苦労のおかげで自分の使命や進むべき道がはっきりと見えてきました。きっとお父さんもくすぶっている私を見てさぞや心を痛めていただろうと思います。でももう心配ないですよ。お父さんが若いころは家族や兄弟の面倒見ながら身を粉にして働いてきました。また、空手界においても名選手を育て、嫌われ役を買ってでも弟子たちを守り、筋を通してこられました。まさしく男の憧れでありファミリーのゴッドファーザーでした。今後私もお父さんの教えである力と勇気と信念とをもって自己の人生に対する責務を全うしていきます。これからは京都へ帰るたびにお父さんのいない空虚感を味わうことになるのでしょうね。それも月日を追うごとにそんな思いが大きくなっていく気がします。しかし私には悲しみを分け合い喜びを共にするファミリーがいます。これはお父さんが私にくれた人生最高のプレゼントです。今後もこのファミリーと手と手を取り合って幸せの道を歩んでいきます。どうか後のことは心配しないでくださいね。そしてゆっくりと休んでください。いずれ私もそちらへ行く時が来ますので、その時はまた空手を教えてくださいね。本当にありがとうございました。
お父さん、とうとうお別れの時が来てしまいましたね。スーパーマンのように頑強に見えたお父さんが、還暦を過ぎたあたりから体の不調が見られるようになり、晩年は見ているこちら側がつらくなるほど痩せ衰えていきました。本人もとてもつらかったことと思います。思い返せば36年前、私が京産大空手道部1回生の時が初めての出会いでした。その当時は京都国体を控え、毎週末は府連との合同稽古があり、よくお父さんを見かけましたね。また、丁度そのころは朴原姉妹が世に出始めた時期で、お父さんが登り龍の如く勢いと、そして誰よりもインパクトやオーラがありましたよ。大学4年時の府連との合同夏合宿では、学連のヨーロッパ遠征のため遅れて参加した私に「山内君頑張ってるな」と声をかけていただいたことを今でも覚えています。まさかそんな方が自分の義父になるとは夢にも思いませんでしたけどね。縁あって次女の福代と結婚し、お父さんの人柄を深く知るたびに遺志を継ぎたい、この素晴らしいファミリーと空手を通じて仲良くやっていきたいという思いが募り、念願の同志館愛知道場を開設した時は本当にうれしかったです。しかし開設してからは私の若気の至りもあり、苦難続きで思い通りにいかないことが多かったですが、その苦労のおかげで自分の使命や進むべき道がはっきりと見えてきました。きっとお父さんもくすぶっている私を見てさぞや心を痛めていただろうと思います。でももう心配ないですよ。お父さんが若いころは家族や兄弟の面倒見ながら身を粉にして働いてきました。また、空手界においても名選手を育て、嫌われ役を買ってでも弟子たちを守り、筋を通してこられました。まさしく男の憧れでありファミリーのゴッドファーザーでした。今後私もお父さんの教えである力と勇気と信念とをもって自己の人生に対する責務を全うしていきます。これからは京都へ帰るたびにお父さんのいない空虚感を味わうことになるのでしょうね。それも月日を追うごとにそんな思いが大きくなっていく気がします。しかし私には悲しみを分け合い喜びを共にするファミリーがいます。これはお父さんが私にくれた人生最高のプレゼントです。今後もこのファミリーと手と手を取り合って幸せの道を歩んでいきます。どうか後のことは心配しないでくださいね。そしてゆっくりと休んでください。いずれ私もそちらへ行く時が来ますので、その時はまた空手を教えてくださいね。本当にありがとうございました。